セミナーやってきました!
当初予定の定員を超えて、40数名にお集まりいただき、盛り上がったのではないかと思います。
今回は、「絵を見る技術」と題して、センスや直感、専門知識に頼らない、”観察”に頼った見方をお伝えしました。
難しいことは抜き。
人は「見て」いるつもりでも「観察」していないんですね。
普段の生活はそれでいいけど、絵を見るときには、ちょっとモードを変えようね、という話だったんですね。
絵を解釈云々、見方云々の前に、どうやって観察するか?ということに集中して、実際にみなさんにやっていただき、質問等に答えながら進めてみたのです。
絵を観察するコツとしては:
1.見えたものを言葉にしてみる
2.絵の細部が全体の中でどういう役割があるか考えてみる
3.他の絵と比べてみる
4.みんなで一緒に見てみる
5.自分の観察方法の偏りに気づく
こんな単純な方法ですが、みなさん途中から鋭い観察力を発揮されていました。
また、観察するためのツールとして
1.どういう構図が良いものとされるか
2.写真と実物の違いについて
など、観察するための予備知識などもお伝えしました。
ほとんど、このブログに既に書いたことばかりです。
しかも、やったら誰でも納得するような、ある種、自明なことばかり。
でも、それだってやってみないと分からないものです。
絵を見るってとても特殊でたいへんなことだと思われています。
実際、非常に深い世界だと思います。
決して、簡単ではない。
それでも、入り口が狭いわけでもありません。
まずは見始める、観察する、ということに関しては、誰にも開かれています。
ただ、目を開き、見るだけです。
権威だとか、既存の解釈だとか、思い込みだとか、そういうものに惑わされず
まずは見てみること、それをおススメしたということなんです。
というのも、観察し、その結果、権威の通りか、既存の解釈に納得するか、自分の思い込みは根拠があるものだったか、ようやっとわかるものだからです。
第二弾が企画中なので、次回もしっかり練りたいと思います!
今後ともどうぞ宜しくお願いします。